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不定期コンテンツ (5)大切な人を亡くしを失ったときの心のケア 2022/12/30(土)
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大切な人を亡くしを失ったときの心のケアの音声ファイルよりテキストページを作成しました
喪失・トラウマの症状と対処法|失うばかりじゃない、得られるものだってある
今日は牧野です。本日は
喪失トラウマの症状と対処法についてお話しさせていただきたいと思います。
大切な人を亡くしを失ったり暴力や犯罪に脅かされたり、体の機能を損なわれたり
そうした体験は人の心に大きな傷を残します。
しかし正しい手当をすれば、心の傷から立ち直る過程で家族や友人の絆が深まったり
生きる意味を見出したり、人生に感謝できるようになったりします。 喪失とトラウマが引き起こす症状
症状1、
失ったモノを思い出して辛くなる
大切な何かを失ったりトラウマになるような体験をしたとき
まずやってくるのは心の苦しみです。
まともにものが考えられなくなり、食事や入浴など当たり前の作業も困難になります。
こうした苦しみの中で、私たちは多くの初めてを経験します。
あの人を失ってから初めての食事、あの事件が起こってから初めて一人で過ごす夜、
このような日々は長ければ数ヶ月続きます。 症状2、 自分が何者かわからなくなる、喪失やトラウマを経験すると、 それまでの現実が一気に覆されます。ときには自分という存在が根本から揺らいでしまうこともあります。喪失やトラウマを体験した人の多くはアイディンティティの再構築を迫られます。 例えばそれまで会社人間だった人が職を失う、運動好きだった人が進退能力を失ってしまう、 そんなときはいったん立ち止まり自分を見つめなおす必要があります。 今の自分には何が大事なのか、何をすれば自分らしさを取り戻せるのか、 それが見つからなければ心の穴埋まりません。 自分が何者なのか分からないまま失ったものの大きさに打ちひしがれ、 世の中をさまよい続けることになるのです。 グリーアドバイスのトップに戻る症状3、
世界がわけのわからない場所になる。
世界を理解したいと思うのは人の基本的な欲求です。
わたしたちは自分なりのやり方で、世の中な仕組みを理解しています。
何を信じ世界をどう解釈するかによって、人の行動は変わってきます。
ある人は神の意思が世界を動かしていると思っていますし、別の人は
因果応報がこの世の理だと思っています。
あらゆることには理由があると思っている人もいれば、全部ただの偶然だと思っている人
もいます。世界が公平だと思うか、不公平だと思うか
努力は報われると思うか、意味だと思うかはすべて人の世界観が決めることです。 喪失トラウマの対処方
対処1,
心の痛みを和らげる
話すことが癒やしにつながるとよく言われますが、話さない方がいいこともあります。
脳科学の研究によると、私たちは思い出すことによって、記憶を少しずつ書き替えているそうです。心の痛みが癒えない段階で詳細に思い出すというやり方は、出来事の記憶と心の痛みをセットにして、頭に書き込んでいるようなものであり、元になった出来事を思い出すたびに、強い苦しみを味わいます。話すこと自体が悪なのではありません。 対処2、 悲しみから意味をつかみ取るステップ3 耐えがたい経験からうまく立ち直るためには、辛い経験を人生の中に正しく位置付け そこから自分にとって大事な意味を読み取ることが不可欠なのです。 意味づけのプロセスは理解の段階、肯定の段階に分けられます。 理解とは起こった出来事を人生の枠組みの中にうまく配置し 筋の通った説明を見つけること、肯定とは辛い出来事の中にも少しでも ポジティブな面をつけること、例えば人生の有難みに気付いた、 人生でやりたいことがわかったなど気づきを得ることができます。 肯定のプロセスは回復がある程度進んでから始まります。 グリーアドバイスのトップに戻るステップ1、 どのようにではなく、なぜを問う 心の傷を残すような出来事が起こるとその場面を何度も思い出してしまいます。 このループから抜け出すために思い出すときの考え方を少しだけ書いてみましょう どのようなと考えるのはやめて、なぜと考えるのです。 ずっとあなたの側面が見えてきて出来事の本当の意味に一歩近づくことができます。 なぜという考えは私たちの知恵を広げます。 バラバラだった物事がつながり、より豊かな文訳で事態を整理するようになります。 単に被害者として悲しむのではなく、その意味を主体的に考えられるようになるのです。 グリーアドバイスのトップに戻るステップ2、
もしもこうだったらと考える
嫌な事が起こったとき私たちはもしもこうだったらと考える傾向があります。
こうした思考は一見ただの現実逃避に見えます。
しかし科学的には有用であることがわかっています。
もしもを考えることは、現実逃避ではなくそうなるべくしてなったと納得するための大事
な一歩なのです。なぜかというと同じようにもしもという考えは抽象的な思考を必要とします。 ステップ3、 教訓や今後に生かせる何かを見いだす。 どんな耐え難い体験も終わってみれば何かを与えてくれます。 喪失やトラウマ体験に意味を見いだすためには、そこから学べる教訓や今後に生かせる 何かを見つけることが大切です。 それは簡単なことではありません。それでも何か得られるものが見つければ自分のやる べきことがわかり人生の確かな手ごたえが生まれます。 次回は好奇心の鍛え方についてお届けします。お楽しみに 最後までご視聴いただきありがとうございました。 四季の森の会員登録はこちらから グリーアドバイスのトップに戻る |