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こころそのまま 過去メニュー(5)

5)再婚に悩む女性の背中を押したのは? 4)危篤臨終 最後の言葉 3)事故で兄を亡くした妹の複雑な思い 2)悲しみ乗り越え方 1)忘れるなんて無理

事故で兄を亡くした妹の複雑な思い

今日は身内を事故で亡くされた兄弟の気持ちが良く理解できる ユーチューブの動画から引用しました。
先月末,JR三ノ宮駅の地下広場で開かれた いのちのメッセージ展、事故や犯罪で命を絶たれた人たちの、等身大の白いパネルが並び、訪れる人たちに静かにメッセージを送ります。 二人の子供を連れてやってきた小島なゆかさん。 そこに飾られているのは、なゆかさんの兄、健仁さん(当時18才)のパネルです。

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あの実家にこれをいつも保管しているので、これは馴染みもある、命の大切さここでも 感じ取ってくれる人がいい増えてくれるのはいいことやし。 兄の健仁さんは19年前バイクで登校中、トラックと衝突しその2週間後に病院で息を引き取りました。 18歳でした。妹のなゆかさんは当時高校2年生でした。

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テストが終わってさようならってした時に、担任の先生がすごい剣幕で来て連絡があって「兄が亡くなったから」ってそのまま先生が自宅まで送ってくれて、ちょうど帰ってきたら兄の遺体が家に帰ってくるところで。母早苗さん、兄健仁さんと三人の母子家庭だったなゆかさん。気持ちの整理もつかないまま営まれた兄の葬儀で、参列者たちの何気ない一言にショックを受けたと言います。 とにかく「お母さんのことを気遣ってあげてね」とか「守ってあげてね」とかそういう言葉をかけられることがすごく多くて、その時点ぐらいからもとりあえず母の気持ちを、まず最優先して、私の気持ちとしてはその後という感じ妹であるなゆかさんを気遣う人はおらず、ないがしろにされたように感じました。苦しみはさらに続きます。 グリーアドバイスのトップに戻る

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相手方の運送会社から書面が届き、健仁さんの方に責任があると主張してきたのです。 母の早苗さんは健仁さんの同級生らと協力し、捜査当局に事故の原因究明をするよう 必死に署名活動などを行いました。なゆかさんもそんな母親を一生懸命支えようとしましたが、 境は複雑でした。自分の中であまり整理がついてないのに、友達が通るかもしれない、 知り合いが通るかもしれないというところで、声を上げて「署名お願いします」と いうのがすごく辛くって1回「行きたくない」いうのを言ったんですけど、その時の母の顔が「なんてことを言うの」 みたいな顔をされて、私はしなきゃいけない立場やから断れないんだなというのを再認識したというか。

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息子の無念を晴らすため寝る間も惜しんで真相を明らかにしようとする母親、その気持ちもわかる故、なゆかさんは健仁さんのこととなると、自分の気持ちを押し込めるようになっていきました。事故から8カ月後の2001年1月に運転手は書類送検され6年後有罪判決となりました。(テレビのインタビューに答える母親) なんとか息子に顔が向けられるかなと、そういう思いでいます。 健仁さんの死からもうすぐ20年、一見平穏な生活が戻っているかのように見える二人。しかし事故以来、なゆかさんと母親の間で健仁さんの話をすることは一切ありませんでした。

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兄の話を何かするとか、私の気持ちに関して何かを話すっていうのは記憶がない位「それは昔から今までずっと?」うん、そうですね。 亡くなった子のことに関してはやっぱり二人とも触れにくい、うんまぁ、お互いに痛みがあるんですね。壊しちゃいけないいう思いが強いんですね、二人の関係を、うん、何とか保っている息子を失った母をへの悲しみ、兄を失った妹の悲しみ、それは家族という関係を守るために触れられない傷となっています。 兵庫県在住の赤田ちづるさんも、2003年に飲酒ひき逃げ事件によって弟を亡くしました。

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現在は大切な人を亡くしを亡くした悲しみから立ち直るための活動を、グリーフケアを研究しながら残された兄弟の支援に携わっています。 兄弟の支援を考えるにあたって、それが兄弟の支援なのか、 親の子育て支援なのか、っていうところがとても大事だと思っていて、今現状進んでいるのは、親の子育て支援の方だと思っていて、兄弟の気持ちってのを置き去りになっているような気がします。 この日は兵庫県警で、警察や被害者支援に関わる人たちに対し 兄弟の思いを伝えました。亡くなった妹のクラスには臨床心理っさんが来て妹の友人の話を聞いてくれました。でも私のところには誰も来ませんでした。私の話は人も聞いてくれないんだなっていうふうに思いましたって風に述べています。

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残された兄弟って、姉弟子どもってとても狭い中にいます。その中で 比較的すぐに関わることのできる大人、例えば警察であったり、葬儀社であったり、その辺の方がもっと兄弟の悲しみに心を寄せてくれたであったら、避けることができた被害、悲しみがもちろんあると思うんですね。若田さんは4年前残された兄弟が集う、しおりの会を立ち上げました。親にも言えず一人で抱えてきた思いについて、同じ経験をした人同士が本音で話せる場です。 この日参加者が取り組んだアートセラピー、グリーフケアの一つで言葉で表現することが難しい自分の想いを、絵や色で表しメンバーと共有します。

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それぞれが書いた絵を見せてもらいました。 本当は何かの1色で綺麗に塗れたらいいなぁんですけど自分を思った時にとってもぐちゃぐちゃな。なゆかさんの絵は、その兄弟の会に参加するまではなんというか全体的に、靄がかかっているようなすっきりしない感じだったのが、こう、皆と話をするようになって無くなりはしないけど。水が澄んできたような感じ。 こちらの男性はしおりの会メンバーの関係を表現したといいます。 その当時色々辛い思いをして、あの真っ暗な時代があったと思うんですけど、色々共感しあって少しずつ前向きに、自分の色表現できてきているのかなと。同じ思いを持つ仲間との出会いが、なゆかさんたちの気持ちを少しずつ明るくしています。

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なんか辛いことがあってもって、じゃあ今度の集まりでこれを言ったら、きっと気分も晴れるしちゃんと共感してくれる相手がいるっていうのが後わかってるから気持ちを切り替えられたと言うか。すごく大きかったですね。残された兄弟への理解はまだ十分ではありません。 当事者たちは少しでも支援の輪が広がるよう願っています。

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ここからは運営者の感想です 如何ですか、事故で身内を亡くされる方達の気持ちが 本当に良く理解できる動画でした。母子家庭で長男の方が事故に あわれて残された母と娘の関係に何等かの影響が出る様な事態に なる事もあるんですね。本当に不幸の連鎖の様な事を考えさせられ ました。

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